アマとして日本から初めてマスターズに出場し怪物アマの異名をとった東北福祉大学出身の松山英樹(22歳)は、プロ転向後の初年だった2013年に4勝をあげ(アマ時代の1勝を含めて通算5勝)、ルーキーイヤーで賞金王に輝き、今年から舞台を米国に移してしまいました。
同じ東北福祉大出身でアマ時代に数々のタイトルを総なめにし鳴り物入りでプロ転向した元祖「怪物アマ」の宮里優作(33歳)がやっと大器の花を開かせようとしているようです。
苦節11年で昨年の最終戦の東京よみうりCCで初優勝をようやくもぎりとった宮里優作が、三重県の東建ホームメイトカップの今年の国内開幕戦を制し、歳またぎの2連勝をあっさり達成してくれました。
「人は生涯で何度か舞台を与えられる。 そこでうまく舞おおせるかどうかが、役者としての価値を決める。」という類の文句を伊東潤氏の著作で読みました。石川遼や松山英樹が米国に舞台を変えた後の、国内舞台に待ちに待った千両役者「宮里優作」が登場してくれたようです。「いよー、まってましたぁ!」。
女子ゴルフにも「勝みなみ」という高校生アマが登場し、15歳で史上最年少Vを飾りました。2位となったイ・ボミが優勝賞金1,800万円をスライド獲得し、目下の賞金女王争いのトップに立っています。昨年の賞金女王森田理香子が、このところ上位に顔を出しませんね。せっかく4年ぶりに賞金女王の座を韓国人プレイヤーから日本人プレイヤーに取り返したので、森田には2年連続を目指して欲しいのですが、イ・ボミの堅実なプレーが不気味です。 イ・ボミ同様、優勝こそありませんが上位にコンスタントに顔を出している原江里菜が賞金ランク4位、森田理香子は6位に後退しています。