TSUTAYA DISCASでDVD「オンリー・ユー」「レスラー」を借り、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」はWOWOW録画で観ました。
「月の輝く夜」のノーマンジェイソン監督による「オンリーユー」は私の好きなラブコメ映画の1つです。 これを見るのは2回めです。
占いで生涯を共にする運命の人の名を告げられた女性(マリサ・トメイ)がその占いと同じ名前の男を追って、アメリカからイタリアに飛び、ベネチア、トスカーナ地方、ローマ、ポジターノと観光旅行を繰り広げてくれます。
結局は一度はその運命の人の名を騙ってその女性をだました男(ロバート・ダウニー・Jr)と結ばれる話です。
これは、1994年の映画です。マリサ・トメイはそれから14年後の2008年の「レスラー」に、9歳の子持ちのポール・ダンサー役で出演していました。 「レスラー」を観るのも2回めですが、今回はマリサ・トメイに注目しました。
占いを信じて幻の恋人を追う一途な乙女?(マリサ・トメイ30歳)から、生活苦を表情ににじませながら全盛期を過ぎたレスラーに迷いながらも惹きつけられていく大人の女性(マリサ・トメイ44歳)に変貌していました。
えくぼの愛らしさの変わらないマリサ・トメイのポールダンスのお尻のアップが場末のダンサーの郷愁を表現していました。リングしか居場所を見つけられない老レスラー(ミッキー・ローク)のたどる運命共々、切なさが強烈に印象に残った映画でした。
変貌といえば、ミッキー・ロークにはびっくりでした。私とほぼ同世代です。「レスラー」への出演時が55歳、「イヤー・オフ・ドラゴン」(’85)でチャイナ・マフィアの麻薬取引一掃を強行したニューヨーク市警のタフガイを演じたのが32歳です。整形手術失敗との情報もありますが、とても同一人物とは思えません。あのニューヨーク市警役の甘いマスクの面影がすっかり消えてしまった別人、レスラー「ミッキー・ローク」にびっくり仰天しました。
去年の春、WOWOWで寅さんシリーズを40本近くやっていて、それを録画しながら全部観ましたが、寅さんやさくらちゃんが若かったシリーズから、寅さん演ずる渥美清さんが老境に入ったシリーズまで観ると、役者さんも、あたりまえですが、人間で、老化していくんだということを実感させられました。
今日からWOWOWで、釣りバカ日誌シリーズが始まります。西田敏行さんや三国連太郎さんが回をおって、老化していくぱらぱら漫画を見ていくようで気になるかもしれませんが、それはそれとして、ひとつひとつのシリーズを楽しんで観たいと思っています。楽しみです。