銀座の「シネスイッチ」で観ました。
主演の三吉彩花(17歳)の三線(さんしん)と島唄「アバヨーイ」には滂沱の涙でした。お父さん役の小林薫の表情もよかったです。
沖縄から東へ360㎞にある南大東島。この島には高校がないのです。ですから15歳になって高校進学となると、ほとんどの子供は島から出て、沖縄本島に渡り、親戚の家、寮等から高校に通うことになるのです。
彩花にとってはお父さんとずっと一緒に暮らしてきた大好きな島です。お母さん(大竹しのぶ)は島出身ではなく、彩花のお兄さん、お姉さんを連れて沖縄本島に移ってお父さんと別居中です。彩花の行先には、なかなか会えなかったお母さんがいます。
すべての思いを島唄に込めて、旅立つ十五の春に涙十五筋くらいの感動でした。
島唄って悲しく切ない哀愁のメロディーですね。
三吉彩花(みよしあやか)は、2010年の「ミスセブンティーン」に選ばれ、2012年の大泉洋&麻生久美子のW主演「グッモーエビアン」でスポニチグランプリ新人賞を受賞しています。本作「旅立ちの島唄」が初の主演作でした。今後の活躍を注目したいです。