鉄道オタクとか鉄道好きの人のことを「鉄ちゃん」とか「鉄子」と呼ぶそうです。その鉄ちゃんにもいろいろ種類があって、乗るのが好きな「乗り鉄」車両の写真撮影の好きな「撮り鉄」、駅弁の好きな「食べ鉄」という具合に様々です。
主人公の小町(松山ケンイチ)は列車に乗って風景を見ながら音楽を聴くことが好きです。もう一人の主人公小玉(瑛太)は列車の中の鉄の部分を触ることや列車の機械音を聞くことが好きです。
この松山ケンイチと瑛太はもともとシャイなタイプです。それがそれぞれマイペースのオタクッポさをよくだしているのですが、この二人が一緒にいるとそれだけで親友という暖かさに包まれていてとてもいい雰囲気です。とても初共演だとは思えない相性の良さがありました。
ほのぼのとした笑みがこぼれるコメディタッチの楽しい映画でした。芸は身を助ける・・・ではありませんが、恋に不器用なこの二人が趣味のおかげで大仕事を当てることになります。