黒砂糖をたっぷり入れていただきます。「体を温める」という意味で一押しの生姜湯です。多くの漢方の薬にも使われる基本材が生姜だそうです。
断食道場によっては水分の取りすぎを抑えるために塩の量を控えなさいというところもあるようです。体内の塩分摂取が多くなればそれだけ水分を取り込み保持をするということがその理由らしいです。しかし、ここでは塩は制限されません。むしろ体を温めるという観点から海の精という焼き塩や、岩塩とハーブをミックスした”クレイジーソルト”、黒ゴマ塩、そして梅干を提供し塩分摂取を奨励しています。お好みに合わせてどうぞという感じです。美味しく食べられる範囲で塩分をとることは問題がないということのようです。
梅干はからいので1個が限度ですが、黒砂糖はたっぷり入れていただきます。部屋にも生姜湯はポットに入って自由に飲めますが、食堂でいただく生姜湯は新鮮な生姜で初日に飲んだ時はしゃっくりが出たほどでした。
昼温泉に入った後これを飲むと体がぽかぽかになって汗がでるほどです。部屋で飲むときは生姜紅茶にしてこれまた黒砂糖たっぷりで飲んでいます。糖分が足りているので空腹感はあまりありません。
体温が上がれば血行がよくなり免疫力があがるそうです。39.5度の体温ではその免疫力でがん細胞もほぼ死滅するそうです。体温の高い臓器である心臓や小腸には癌はできにくいそうです。風邪をひいて熱がでるのは血行をよくし免疫力をあげる自己浄化作用なので薬を用いて熱を下げてはならないと強調されます。体温をあげるためにここでは腹巻まで推奨されています。空腹だけど体を温めて自己浄化力を高めるための生姜湯のようです。
生姜湯は、水150㏄に火をかけ、生姜(6~7g)を皮ごとすりおろした絞り汁を加え沸騰させそこに水で溶いた吉野葛(5g)を加えて作るそうです。