CPAのTextの御三家といえば、Gleim、Weily、Biskになると思います。
GleimのTextは言い回しが難しいという方もいらっしゃいますが私はGleimです。CIA試験のTextで他にいいものがなく、その流れで慣れているからGleimのTextをCPA試験の学習にも使ったているということもありますが。
①BISKやWileyと違って、Gleimでは問題と解答が同じページに対比となっています。問題と解答・解説の間をいったりきたりという手間が大幅に省けますし、問題を見るだけで解かずに解説を拾い読みする試験直前の総復習に重宝です。
②問題が厳選され、問題数が少ないことも特徴です。20Unitsで各Unitsが30問~40問だから、1日でOne Unitを1回転、3日で3回転で1週間で2unitsこなせれば、各科目を10週間で3回転できる計算となります。私は実際にそうしています、2回転目や3回転目が週末に集中することもおおいですが。BISKやWileyは問題数が多すぎてそれだけで圧倒されてしまいますね。実行計画を立てにくいです。GleimのTextの中でもBECだけは例外で問題数が異様に多いです。
③問題の配列に工夫があり、順番に解くことで独習できるようになっています。順番に解いているうちにそうした工夫に気づきます。過去問だけでなくGleim自作の問題が多いのはそのためなのでしょう。ところどころGleim独自の方針でしょうか試験に出そうもないし解説を読んでもよくわからない複雑怪奇な問題が特にBEC等の計算問題やIT関連の新作奇天烈問題等で見られることも事実です。
④Gleimの解答解説には、正解の解説だけでなく、他の3つの選択肢は何故間違いかも説明しています。この解説は理解をふかめるのに大変有益です。特にAUDのように必ずしも不正解とは言えない残った選択肢の2つから1つを選ばせる問題が多い科目でのこの解説は大変ありがたいです。正解の解説を読むより何故不正解なのかの解説に知識をまとめる有益な情報が含まれていることにびっくりです。確かWeilyもこの方式の解答解説だと記憶していますが、残念ながらBISKにはこの不正解解説はありません。
⑤最後にちょっとBISKのいいところを述べます。GleimはNew Releaseの問題をいち早くTEXT問題の中に取り込んでいますが、このNew Releaseだけの問題だけを付録としたBiskと違って、どの問題がNew ReleaseなのかGleimではわかりません。配列重視のため新旧は問わず、過去問題とは異なる創作問題が多いことも先に述べました。過去問の傾向等が気になる方はBISKがお勧めです。新作の付録に加え、問題の1つ1つにも何年の出題かわかる工夫がしてあります。ついでにもうひとつBISKのいいところはText部分の解説がGleimに比べると圧倒的に親切で丁寧です。覚え方の工夫等ものっています。何より虎ノ門のプロアクティブの授業にタイアップしていますので、虎ノ門プロアクティブ受講生にはBISKのほうが使いやすいかもしれません。
一方のGleimではTextの解説はあまり充実していません。問題を解きながら問題解説を読んだほうが効率的です。問題解説がわからないからTextに戻って解説を読んでもそれほど丁寧な解説は期待できません。もしGleimの問題解説が理解できないような段階では使わないほうが無難かもしれません。
ただ私はCIAの4科目はほとんどGleimの問題を使っての独習でした。何度も回転させながら同じ問題を解いていると前理解できなかった問題が氷解する経験もたくさんありました。基本的にはクイズだと割り切って広く浅い知識を問われている問題ですので何度も解いて問題の癖をつかむことが大事だと思います。
合格体験記のようなことを書いてしまいましたが、確かにCIA試験は合格しましたがCPAではまだ2科目残しの受験生です。AUDもFARもGleimを使っていますので自らを鼓舞するためこれを書きました。