ちょっと村上春樹の「1Q84」のワールドとは別世界なんですが、宮部みゆきの紡ぎだす世界もいいなぁ・・とどっぷり700ページの大作をいそいそと読んでいます。
まっとうすぎるくらいまっとうな主人公が、酔狂な両親の決断で古びた小暮写真館に住むことになり、そこで幽霊や心霊写真に出会い物語りが展開するのです。奇をてらうことなく真面目にそうした出来事に取り組み様々な人の協力や想いを集めて小さな謎を解決していきます。
弟のピカのやさしさと勘の鋭さは、あさのあつこの児童文学「バッテリー」の原田巧の弟「青波」を彷彿とさせます。
あ~、いつまでもよんでいたい・・・そうした物語です。今、500ページめあたりです。