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Would-be ちょい不良親父の世迷言


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2017年のアカデミー作品賞受賞作 「ムーンライト」

f0090954_06011821.jpg今年のアカデミー賞で大本命の「ラ・ラ・ランド」をハプニングの末破って、最優秀作品賞を受賞した話題作です。

剛腕トランプ政権で少数派に対する偏見や差別が助長される中ハリウッドの映画人がそうした流れに逆らう良心の証として選んでくれた作品として注目していました。

同性愛、差別、いじめ、麻薬中毒、親子の断絶とテーマが重たくて暗いのですが、映画を観てみると斬新さを感じました。

刺激的な印象から程遠く、むしろ静謐さを感じたのは、主人公の受動的ながら一途な性格からっだような気がします。カメラワークも見事で、黒人の肌艶の輝きが美しく見えました。月明りでお前はブルーに輝くという言葉に見事に応える映像でした。

マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描いた作品です。

主人公の小学生、高校性、成人という人生の三段階を3人の異なった役者が演じていたところが斬新でした。

三人は、姿、形は似ても似つかないのですが、観客には同じ人物に見えるのが不思議です。ちょっとした目の仕草、うつむき加減の内向性等々が共通なのです。

この三人が同じ一人の人物を演じながら、撮影現場で顔を合わすこともコミュニケーションを取ることもなかったそうです。

孤独な少年、青年を支えたのは、麻薬ディーラーの「フアン夫妻」と、唯一の男友達である「ケヴィン」だけでした。 そのファン役のマハーシャラ・アリがアカデミー助演男優賞を受賞しました。

観る前に、そのテーマに肩肘張って身構えていたのですが、観た後は不思議と涼風を感じる爽やかさが残りました。 ブラピもなかなかやりますね。

007シリーズで、ボンドの上役Mの秘書役のミス・マネーペニー役のナオミ・ハリスが役柄とは言え、結構シワシワなのがショックでした。 最近はニコール・キッドマンのシワシワも「ライオン」で見たばっかりでショックが続きます。

五つ星ばらまき映画評論家の中条省平氏が四つ星でしたが、これは額面通り私にとっても四つ星でした。 少しだけ、中条省平氏との価値観の距離が縮まったような気がした作品でした。

# by zoompac | 2017-04-24 06:01 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

小説 「八朔の雪_みおつくし料理帖(1)」高田郁

f0090954_07295682.jpg2010年の8月に読んで、読後のブログも書いていましたが、5月13日(土)から黒木華主演で八回TVドラマ「みをつくし料理帖」をNHKで放映する機会に合わせて再読しました。

大阪出身の女料理人が江戸で悩み、成長しやがて活躍しはじめる話です。

江戸と上方の食べ物文化の違いがいろいろ学べたり、再確認できたりして楽しいです。

例えば、

・上方で好まれる土手鍋(白味噌)の牡蠣、それに対し小ぶりで味の濃い深川牡蠣は焼殻牡蠣、牡蠣の口が開いたところに醤油と燗冷ましの酒を回し入れる
・俵形の上方風の握り飯VS三角おむすび
・上方の昆布出汁(だし)と江戸の鰹出汁
・江戸では一本箸で食べる心太_「お澪坊、心太は一本箸で食うもんだろう?」 澪は、ええっという顔になった。箸は二本揃って一膳。一本箸というと、弔いの席で死人に供える枕飯に挿すものを想像してしまう澪である。
・「酢醤油?」声が裏返っていた。心太に酢と醤油をかけるというのは澪には衝撃だった。大阪では物心ついた時から黒砂糖を煮詰めてトロリとさせたのをひんやりした心太にかけて食べるのが暑い夏の一番のご馳走なのだ。
・脂の乗った戻り鰹を味わい深いと評価する上方、猫跨ぎといって見向きもしない江戸

澪は迷って悩みます。

「何とかしたい、と。何とかしなくては、と。」そう思いながら、彼女には出口が見えないのです。

「最初は、上方の味を押し通して、拒まれた。江戸には江戸の味がある、そう思い、合わせる努力をした。自分の作るものを人が旨い、旨いと食べてくれることに喜びを感じる一方でどうしても自分自身、納得できない料理がある。」

ある人から「料理の基本がなっていない。」と言われます。

そこで、出汁について学び、そして工夫を重ねます。

昆布出汁の旨みはまろやかで甘い。口に入れると全体にふんわり広がる。逆に鰹出汁の旨みは鋭くて、舌の上に集まって来る感じ。片や広がり、片や集まる・・・で、澪は合わせ出汁を思いつきます。

「ええ?、江戸の茶碗蒸しは玉子を使わないのですか?」

天性の味覚の持ち主「澪」は、ミシェラン番付のような料理番付で関脇の初星を獲得します。その料理が「とろとろ茶碗蒸し」でした。

澪が生まれ育った大阪は、商人の町であって、武士の数が極端に少ない。そして商いの前でひとは押しなべて平等でした。料理番付で評判をとった「茶碗蒸し」を食べたいある藩の留守居役がお忍びで食べたいので人払い(今、店で食べている連中を追い出せということ)をせよとねじ込まれます。

「茶碗蒸しに入れる鰻を背開きにするところ、うっかり上方流に腹から捌いてしまいました。お武家さまにそんな縁起の悪いものをお出ししては大変!」

その他、おぼろ昆布や粕汁に対するエピソードも面白く読みました。

「江戸にはおぼろ昆布がない。大阪に居た頃、心斎橋に昆布屋が何軒もあって、そこの店先で昆布を削る光景をよく目にした。削られた昆布はふわふわと舞う天女の羽衣のようだった。」

「何事にも始末を身上とする大阪育ち。粕汁は船場煮と並んで、冬場、大阪の寒い台所で奉公人ががごくたまに主(あるじ)のお相伴に与れる(あずかれる)ご馳走なんです。」

発売当時、書店の店員さんの評判がよい作品でした。口コミで広がり大人気のシリーズ読物(全10巻)になりました。そして、今年の5月13日土曜日(夕方6時5分スタート)から連続8回のTVドラマの原作となります。脚本は「ちりとてちん」の藤本有紀、出演は、黒木華、森山未來、永山絢斗、成海璃子、小日向文世、安田成美等です。

# by zoompac | 2017-04-23 07:30 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

落語の「米朝一門会」と緊張の「米朝関係」

f0090954_07044350.jpg米朝一門会@紀伊国屋ホール(新宿三丁目)に行ってきました。

桂ざこば(演目は一門笛)、桂南光(鹿政談)に米朝さんの息子さんの桂米團治(蛸芝居)の噺を楽しみました。 若手では、桂りょうば(桂枝雀の長男、演目は強情灸)と桂雀太(2016年のNHK新人大賞受賞者で受賞演目の代書)が出演していました。

雀太の「代書」と米團治の「蛸芝居」がよかったです。

雀太の「代書」のマクラで、NHKドラマの「ツバキ文具店」(鎌倉在住の代書屋の物語で、主人公ポッポちゃんを多部未華子が演じています)に触れてくれたことも嬉しかったですね。今、小川糸の原作を読んでいましたので。

観客の中に、近藤正臣の姿もありました。

落語は、究極の「緊張の緩和」たる「笑い」を誘うものですが、笑いをふりまく「米朝一門」とは対極の緊張を強いる「米朝」の太文字が最近の新聞で目につきます。

落語の「米朝」は腹を抱えて笑ってすむのですが、新聞を賑わす「米朝」はキナ臭いですね。

20日木曜日の日経の朝刊に掲載された英Financial Timesのコメンテーターの翻訳記事「米朝首脳 誤算のリスク」を興味深く読みました。

1950年の朝鮮戦争勃発は、米国の政府高官の不用意な発言とその発言を鵜呑みにして行動を起こした北朝鮮政府の状況判断ミスがきっかけになったと分析していました。 そして、今再び朝鮮半島(今度は日本も含む?)は朝鮮戦争の二の舞となりかねない紛争突入の危険が高い状況であると警鐘を鳴らしていました。

当時のアチソン国務長官が1950年1月に行った記者クラブの講演会で、彼はアジアにおける米国の「防衛線(アチソン・ライン)」に言及し、無頓着にも朝鮮半島はその防衛線の外にあると示唆したのです。

北朝鮮の当時の指導者だった金日成氏は、この発言から米国は明らかに韓国を防衛しない方針だと読み取り、それから5カ月後の6月に北朝鮮の大軍が北緯38度線を越え韓国侵攻という行動を起こしたのです。

しかし、米国は参戦しました。結果的には、金氏は大きく読み違えをしたということになります。

この朝鮮戦争で、少なくとも何十万人もの命が失われ、後に米軍と中国軍が直接衝突する事態にまで発展しました。

しかも、この戦争は公式には未だに終結していません。今日に至るまで正式な平和協定が結ばれないまま、朝鮮半島の和平は停戦協定のもとで保たれているにすぎないのです。

祖父の軍国主義と孤立主義、偏執的な面を受け継いでいると言われる孫である現在の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、祖父と同様、予想外の動きに出る危険があることを否定できません。

北朝鮮はまだ、米西海岸を射程に入れた核弾頭搭載ミサイルの開発を終えていませんが、韓国や日本に核弾頭を落とせるミサイルは保有しているようです。加えて、北朝鮮国境から35マイルほど(約56キロ)しか離れていない韓国の首都ソウルは、通常兵器による集中砲火を浴びれば壊滅する危険が高いですし、対韓国のみならず日本に対しても北朝鮮が化学兵器を使用する可能性があることも否定できません。

トランプ氏は、中国に対して貿易不均衡のカードを引っ込めるアメで、中国をして同国のいわば属国である北朝鮮に「核開発を諦めさせる」選択をしました。その背後で、習近平訪米中にシリア攻撃を仕掛け、北朝鮮への攻撃も辞さない構えをとっています。演習と銘打って、「極めて強力な艦隊」を、朝鮮半島に送りこむなど一触即発の構えです。

しかし、あまり脅しが効きすぎると、トランプ政権の強気が裏目に出て、金正恩政権が先制攻撃に打って出るかもしれませんし、トランプ大統領も意外性の人ですから「断固たる行動」と銘打って先制攻撃を選択する可能性があります。

金正恩政権とトランプ政権の心理的なチキンレース(我慢比べ)に耐えきれなくなったどちらかが行動を起こして、韓国と日本が巻き込まれて修羅場となるというシナリオだけはなんとか避けて欲しいですね。

国際問題としての「米朝」関係の緊張が増す中で、束の間の「緊張の緩和」の笑いの渦に巻き込まれた「米朝一門会」でした。

# by zoompac | 2017-04-22 07:05 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ライオン」_25年目の母を訪ねて三千里

f0090954_06051134.jpg最後の最後にこの映画の題名が何故「ライオン」なのかがわかる仕掛けになっています。ネタばらしはしません、映画を観てのお楽しみ!

1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで運ばれます。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長して、2012年に25年ぶりに家を見つけ母親との再会を果たすという実話に基づいた物語でした。

「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で、主人公のサルーを「スラムドッグ$ミリオネア」、「マリーゴールドホテル」のデヴ・パテルが演じていました。 5歳時のサルーを演じた5歳の俳優サニー・パワールの演技も見事でした。

老け役のニコール・キッドマンの首元の皺が演技なのかすっぴんなのかがとても気になりました。

幼かったサルーが自分のかって住んでいた町「ガネッシュ・タライ」をガネストレイと記憶していたため、Google Erathを使ってもなかなかたどり着けなかったのですが、ある日、天からの啓示のように道筋が露わになったのです・・・。 潜在意識に隠れていた6歳の頃の遠い記憶が突然蘇ったような不思議で感動的な瞬間でした。

インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthとかすかに残る記憶で故郷を探し当てたという実話をもとにしたストーリーです。 泣くもんかと歯を食いしばって観ていましたが、涙腺は自然に緩んでしまいました。


# by zoompac | 2017-04-21 06:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「騎士団長殺し 第2部遷ろうメタファー編」村上春樹

f0090954_05393388.jpg第2部に入ったら、大きなダレ場がやってきます。

まるで、アリス・イン・ワンダーランドで不思議の国に迷い込んだような、そして落語の「地獄八景亡者戯」でのあの世に迷い込むような展開が私にとっては大きなダレ場と思えて仕方ありませんでした。

ただ、本の副題にあるイデアとメタファーにみちた冒険の描写になっているようなので、しぶしぶ読み進めました。後で戻り読みをするのも嫌なので・・・・。

と、思っていたら、第59章の「死が二人を分かつまでは」でちゃんとまとめてくれていました。 行方不明となった秋川まりえが何処にいたのかという種明かしが語られているのですが、その時間帯に非現実世界を彷徨っていた「私」のこともダイジェストで説明が加えられていました。

55章の「今が時だ」~55章の「それは明らかに原理に反したことだ」は読み飛ばしても大丈夫だったと思いました。

ただ、落語の「地獄八景亡者戯」の三途川の渡しのような男に川を渡るのを手伝ってもらうシーンが後々重要なポイントになるかもしれないとも思えます。

その渡し守が「白いスバルフォレスターの顔のない男」に似ていたことやそこで渡し賃として秋川まりえが携帯に付けていた「ペンギンのフィギュア」(私が非現実世界に入り込んだとき拾ったもの)を取られたこと等が気になります。 (「白いスバルフォレスターの顔のない男」が私に肖像画を描いてもらうとすれば、そのときの報酬がその「ペンギンのフィギュア」になりそうなのです。)

この第2部では、第1部の冒頭でタネ明かしされた、「その当時、私と妻は結婚生活をいったん解消しており、正式な離婚届に署名捺印もしたのだが、そのあといろいろあって、結局もう一度結婚生活をやり直すことになった。」という一文に沿った形でストーリーを着地させてくれましたが、「白いスバルフォレスターの顔のない男」や、「ペンギンのフィギュア」の行方等、いろいろ疑問は残ります。

冒頭から、この現実と非現実の境界線が曖昧な物語のアウトラインを説明してくれたり、ダレ場をかいつまんで要約してくれたり、村上春樹氏にしては、読者にやさしい配慮が感じられた作品でした。相変わらずの筆力で、謎が謎を呼び、読者をぐいぐい引き込んでくれています。

なんといっても最大の疑問は、謎の資産家・免色渉の正体ですよね。 名前が、2013年4月に出た村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、巡礼の旅」を彷彿させます。

この「騎士団長殺し」の第三部?で、モヤモヤがすっきりすることを願っています。


# by zoompac | 2017-04-20 05:39 | Comments(0)

複雑なアジアの匂いを感じた映画 「バンコック・ナイツ」

f0090954_05484028.jpg新宿三丁目にある「テアトル新宿」で観ました。

この映画は、五つ星ばらまき映画評論家の中条省平氏が、日経のシネマ万華鏡で例によって絶賛の五つ星でしたので、眉にしっかり唾をつけて観ました。

思い切り中条バブル評価を割り引いて観たのですが意外とよかったです。

3時間の長丁場映画だったのですが、オート三輪車の「トゥクトゥク」の疾走感等が爽やかでダレ場は意外と少なかったです。

インドネシアに約3年赴任していた経験や約3ヶ月カンボジアのプノンペンで生活した経験もあって、この映画で東南アジア特有の匂いとか色合いとかに共感するシーンもたくさんありました。 郷愁を掻き立てられた掘り出し物の映画でした。

「サウダーヂ」で話題を集めた映像制作集団「空族」の富田克也氏が監督・脚本を手がけ、バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちが織り成す、失われた楽園を取り戻すための旅を描いたロードムービーといったところでしょうか。

バンコクにある日本人専門の歓楽街タニヤ通り。タイの東北地方イサーンから出稼ぎに来て5年になるラックは、現在は人気店「人魚」のトップにのぼりつめ、ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしています。

ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会します。オザワが不動産絡み(日本人の金持ち老人相手に現地妻付き高級介護コンドミニアムの開発調査)で出張の機会を利用して、ラックとオザワはそれぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷へ向かいます。

そこで、オザワは日本やバンコックの都会では決して知りえない世界を知ることになるのです。

世界は、未だに戦争の只中にあるという事実と女性の未来を悲観しない図太さとたくましさが切り取られたような映画でした。

ラオスに残る多くのクレーターのような跡が、「ラオス秘密戦争」(北ベトナム軍が南のベトコンへ支援物資を送っていたホーチミン・ルートの破壊爆撃)と言われるアメリカの爆撃の証拠をありありと突き付けていました。

ちなみに、クリント・イーストウッドの「グラントリノ」で描かれるお隣さんは、アメリカへ難民として渡った「ラオス秘密戦争」の戦場地で暮らしていた山岳少数民族のモン族でした。ベトナム戦争が生んだ難民でした。

そのモン族の多くが難民として、雨季と乾季で水嵩の量が大きく変わり川の形が変わることから橋がほとんど架かっていないメコン川を渡って(船で対岸に渡ることになります)タイに逃れました。 彼らが渡ったメコン川の泥水色の流れも懐かしく見させてもらいました。

メコン川はチベット高原に源流を発し、中国の雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジア・ベトナムをおよそ4200キロにわたって流れ、南シナ海に抜ける、東南アジアで一番長い川(アジアでは7番目、揚子江が1番、黄河が3番、オビ川とかアムール川とかロシア、シベリア方面の川もアジアに含まれています。ちなみにインドのガンジス川はメコン川の2/3くらいの長さです。)

一筋縄ではいかなそうな複雑なアジアの匂いを嗅いだような映画でした。 パクチーとナンプラーの混ざったような空気に包まれて何故か懐かしい反面戦争の爪痕等を目撃すると鼻の奥にツンとくるきな臭さも感じました。


# by zoompac | 2017-04-19 05:49 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

駅伝有力中学生ランナー達の進路情報_2017年

f0090954_05095257.jpg長野・佐久長聖高校に有力ランナーが進学しています。

愛知・千種中の服部凱杏、静岡・熱海泉中の鈴木芽吹、長野・女鳥羽中の木村暁仁の3人です。

去年の暮の全国高校駅伝では惜しくも岡山の倉敷高校に42秒差で敗れて2位でしたが、そのレースの経験者が倉敷では5人卒業で2人しか残らないのに比べ、佐久長聖高は4人残っています。

それに加えて強力ルーキー3人加入です。 特に写真のスーパールーキー服部凱杏(全中男子3000mのタイムランキング2位)は即戦力として期待大ですね。

その他の去年中学生記録更新した中学生の進路は次の通りです。

全中3000mランキング1位 林田洋翔 長崎・大村桜が原中→長崎・瓊浦高(何て読むのですかね?)
全中3000mランキング3位 佐々木塁 岩手盛岡河南中→岩手・盛岡一高
全中3000mランキング4位 馬場勇一郎 愛知・上郷中→愛知・中京大中京校
ちなみにランキング5位、6位が佐久長聖高に加入の鈴木と木村です。

有力女子中学生ランナーの進路は次の通りです。

全中3000mランキング1位 風間歩佳 千葉・船橋旭中→千葉・成田高
全中3000mランキング2位 曽根野乃花 京都・桂中→京都・立命館宇治高
全中3000mランキング3位 西原愛華 愛媛・新居浜西中→愛媛・新居浜西高
全中3000mランキング4位 山本晏佳吏 岡山・琴浦中→岡山・倉敷高(彼女の名前はなんて読むのでしょう?)


# by zoompac | 2017-04-18 05:12 | Comments(0)

新旧世代交代を印象付けた全日本女子柔道選手権大会2017_朝比奈沙羅、初優勝

f0090954_06000220.jpg体重無差別で日本一の座を争う柔道の第32回全日本女子選手権は16日、世界選手権(8月28日開幕、ブダペスト)の78キロ超級代表選考会を兼ねて横浜文化体育館で行われ、朝比奈沙羅(東海大、写真右)が決勝で昨年準優勝の28歳の田知本愛(ALSOK、写真左)に優勢勝ちし、初優勝を遂げました。 この78㎏超級の第一人者は20歳の朝比奈沙羅であるとの印象を強くしました。

朝比奈は、渋谷教育学園渋谷高校へ進学直後に初出場した2012年の全日本柔道選手権大会で、準決勝で山梨学院大学の山部佳苗に払腰で敗れたものの、わずか15歳にして3位に入る健闘を見せました。 しかし、その後はメダルに届かず、念願の初優勝をこの2017年のこの大会まで待たなければなりませんでした。

一方、田知本愛にとっては、リオ五輪代表争いで山部佳苗にリードしながら、去年のこの大会の決勝で山部との直接対決となり敗れたためリオ代表の夢が潰えた鬼門の大会でした。決勝戦の途中で左膝を痛め試合どころか立ち上がるのもやっとの痛々しい状況で「技あり」から「押さえ込み」1本で山部に完敗となりました。まだ、去年のこの大会以来初の公式戦だったのではないですかね。 選抜体重別も欠場しこの大会に絞ってきたこの大会の決勝戦で相まみえたのはライバル「山部」ではなく、新鋭「朝比奈」でした。想定していた「山部」でなかったことが原因だったかどうかわかりませんが、決勝に上がってくるまでの見違えるような攻撃の早い柔道スタイルが様変わりし守りに徹したようなやや消極的な受けの柔道に変わっていました。

朝比奈が重く技がかからないということも田知本の攻撃力を削いでいたようです。

がっぷり四つの新旧対決は、スタミナで勝る朝比奈に軍配が上がりました。朝比奈が序盤から積極的に攻め、指導一つのリードで迎えた残り20秒に払い巻き込みで有効を奪って逃げ切りました。

昨年のこの大会で田知本を退け覇者となったリオデジャネイロ五輪78キロ超級銅メダルの山部佳苗(ミキハウス)は、3回戦で敗退しました。

78キロ超級の世界選手権代表には朝比奈が選ばれました。 昨年12月のグランドスラム東京、2月のグランドスラムパリの国際大会を2大会連続で優勝し、この全日本女子選手権を制したのですから文句無しですね。

その他、48㎏級の渡名喜南風、52㎏級の阿部詩も、それぞれの級の2人目の代表として追加選出されていました。

# by zoompac | 2017-04-17 06:02 | スポーツ | Comments(0)

中国の卓球界に激震走る、異次元の強さを纏った新生平野美宇17歳、進撃中!

f0090954_10334450.jpg卓球のアジア選手権@中国・無錫で、4月15日にその1日前に17歳になったばかりの平野美宇(エリートアカデミー)が、世界ランキング5位の陳夢(中国)にストレート勝ちの優勝を果たしました。 (写真は平野の得意のへそ出しショット! 顔がふっくらしてきて有村架純似!)

1996年の小山ちれ以来21年ぶりの快挙です。 小山ちれが中華人民共和国から日本へ帰化していますので、日本生まれの日本人ということでは1974年の枝野とみえ以来43年ぶりの偉業となります。

平野選手は初戦となった2回戦でマレーシアの選手を3-0のストレートで下すと、3回戦では韓国の選手を、4回戦では世界ランキング6位の台湾の選手をいずれもストレートで下し準々決勝進出しました。

ここでリオデジャネイロオリンピックの金メダリストで世界ランキング1位の丁寧選手立ちはだかります。まさに万里の長城並みの盤石の壁でした。平野は0-2という絶体絶命の崖っぷちに追い込まれます。しかしここから新生平野美宇は本領を発揮し、進化した異次元の強さを見せつけたのです。その土壇場から怒涛の3セット連取で奇跡の逆転Vを果たし準決勝に進んだのです。

準決勝では世界ランキング2位の中国の朱雨玲というこれまた難敵でしたが、五輪チャンピオン丁寧 を喰って勢いに乗った平野の敵ではなかったですね。ストレートで一蹴し決勝に進出しました。 決勝は、もっと楽なランキング5位の選手でした。

中国の誇る、ランキング1位の丁寧、2位の朱雨玲、5位の陳夢という、まさに鉄壁の万里の長城を、17歳の平野美宇が撃破してしまいましたよ。進撃の小さな巨人ですね。

試合後の平野が去年の誕生日を振り返って語った言葉が印象的です。

「去年の私の(16歳の)誕生日には、伊藤美誠選手がリオ五輪予選で丁寧選手に勝っていた。私の誕生日は特別だと思う。(今年、リオ五輪チャンピオンとなった丁寧を倒して)忘れられない(17歳の)誕生日になった」とコメントしていました。

平野選手は今年の1月の全日本選手権でリオ五輪代表だった石川佳純選手を決勝で破り初優勝し、日本の卓球界に激震を走らせました。

その平野が、今度は中国の強豪選手を相次いで破って初優勝を果たし、卓球の本場中国のメディアに衝撃を喰らわせました。

曰く、「大番狂わせ、相次ぐ」、「強力なライバルが現れた」、「この17歳の少女の実力は侮れない。中国チームは警戒を強めるべきだ」

リオ五輪では補欠で、石川佳純の練習パートナーを務めていました。 その彼女が、リオ五輪後、1年も経たないうちに、東京五輪での日本のエースに変貌を遂げつつあります。

4月4日時点でのランキングでは、平野は11位でした(石川4位、伊藤8位)。 このランキングが平野のアジア卓球選手権の優勝を反映して何位に上がるのか楽しみです。

守備主体のプレースタイルから、筋力アップし、強打を仕掛ける高速ラリーの攻撃スタイルに変身した平野は、5月29日~6月5日のドイツのデュッセルドルフで開催予定の卓球世界選手権でさらなる進化を遂げ、世界に衝撃波を浴びせてくれそうです。

# by zoompac | 2017-04-16 10:37 | スポーツ | Comments(0)

中途半端映画_「ゴースト・イン・ザ・シェル」

f0090954_07034103.jpgこの手のごちゃごちゃ漫画が苦手で読んだことはありませんが、原作は士郎正宗のコミックを押井守監督が映画化したSFアニメの傑作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」で、映画「マトリックス」にも多大な影響を与えたモノらしいです。

原作を知らないので頓珍漢なコメントかもしれませんが、この映画は一貫性に欠けた印象が強かったです。上半身を大きく後ろに仰け反らせながら「ちゅ〜〜と(中途)半端やなぁ〜!!」とツッコミを連発したくなる映画でした。

他の登場人物は、桃井かおりも含めて英語を話しているのに、何故ビートたけしだけが日本語でしゃべって英語字幕なんだぁ?

映画観ている英語勉強中の青少年のやる気を削ぐんじゃねえっうの! 役者として出演受けたんだったら英語くらい、猛特訓でしゃべれよ! 「馬鹿野郎、このやろう!」と威勢のいい罵声がトレードマークのタケシにしては情けない役の日本語セリフでした。相手が英語でしゃべっているもんだから、間のとり方がマヌケで早口で独り言をしゃべっている感じ、ホンマに情けないったら、「なんだぁ、このやろ~‼」

スカジョがサイボーグと人間のハイブリッドで秘密作戦部隊公安9課の「少佐」という設定でした。その裸モドキのボディスーツもどうにかなりませんかねぇ。戦闘モードでは裸になるのに、日常でタンクトップや下着を着ける意味がよくわかりませんでした。どうせ義体なんだったらすっぽんぽんにバタフライだけで統一したほうが潔かったんじゃないかなぁ? 上半身を大きく後ろに仰け反らせながら、再び、「ちゅ〜〜と(中途)半端やなぁ〜!!」f0090954_07041856.jpg

ゴースト・イン・ザ・シェルのゴーストは「魂」とか「心」という意味で使われていたのですが、体が義体化されて、意思決定も電脳化という世界で、人間性の象徴ともいえる魂とか心がゴーストと呼ばれるような世界にはなって欲しくないですね。

「電脳」「人工知能」のソフト面、「義体」「ロボット」のハード面、さらに「サイバー空間」などの都市・環境面で、高度な技術が育っているのですが、それを運用するのはときに感情などによって合理性を失う「心」であるというこの手のテーマは、「ロボコップ」等でもやっていたテーマですね。古くは、「鉄腕アトム」でも。

映像は、都市空間が摩訶不思議な雰囲気を醸し出していました。蜘蛛足芸者ロボットも「フジヤマ・ゲイシャ」的で悪趣味満載でした。タランチーノ監督の「キルビル」の変な和式接待の場面の焼回しにみえました。

スカジョに釣られて観た、私にとっての期待外れ三部作(何の期待じゃ?)の1つが誕生しました。1に「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(全裸のスカジョの下半身が明らかに別人合成にみえる!・・・みえるじゃなくて合成なんだろうけど、いずれにせよ画面が暗すぎぼやけ過ぎで期待外れ!)、2に中途半端な「LUCY/ルーシー」、そして3にこの「たけし」の浮いた日本語セリフにがっかりの「ゴースト・イン・ザ・シェル」です。


# by zoompac | 2017-04-15 07:14 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

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WMP HIGH LOW
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