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伏見稲荷から中書島へのブラ歩き_1711

f0090954_05424403.jpg11月末に休暇を取って大阪に行ってきました。

大阪淀屋橋にある三井ガーデンホテルに連泊しながら、今回の旅の目玉は京都の伏見でした。

淀屋橋駅から京阪電車に乗り全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社である伏見稲荷田大社に行きました。

ひところ東京の銀座を占拠していた中国人旅行者を最近見ないなと思っていましたが、大挙して伏見稲荷に移動していたのですね。千本稲荷の鳥居が通勤ラッシュの身動き取れない状況でした。スマホとか自撮り棒操作でやたら進行に支障をきたしていました。

千本鳥居をくぐり抜け京都市街が一望できる高台まで登りました。 俳優西村まさ彦氏の実家という西村屋食堂は月曜日のためお休みでした。

伏見稲荷の参道のお店ではすずめの姿焼を売っていました。スズメは稲を荒らす害鳥だそうですが、それにしても毛をむしられた頭の骨が気色悪く肝試しかいと思ってしまいました。外国人旅行者に、究極の和食はすずめの姿焼きとか思われないことを願います。

伏見稲荷参拝の後、少し南へ電車で移動し中書島駅で下車、昔の水路で京都の玄関口にあたると言われた伏見港近くの寺田屋旅館を見学しました。 こちらは伏見稲荷と違って外国人旅行客がいなくて閑散としていました。f0090954_05430978.jpg

地下水が酒に向いているのか周りは酒蔵だらけで、黄桜、松竹梅、月桂冠、玉乃光等の全国的に有名な伏見の酒造屋が並んでいました。

寺田屋は龍馬の京における定宿でした、当時の女将はお登勢さん、おりょうと龍馬が知り合った場所でもありました。 来年の大河ドラマ「西郷どん」でも登場します。1862年4月に起きた京都伏見の寺田屋事件(薩摩藩の過激攘夷派が島津久光によって静粛された事件)に関連した行動で、西郷吉之助は(暴挙の企てを阻止しようと下関待機の命を破った)で久光の怒りを買い、1月の奄美大島からの帰還もつかのま6月には徳之島へ再び島送りとなります。西郷吉之助(隆盛)、36歳のときです。そこからさらに遠い沖永良部島への移島され、帰還できたのは1864年(西郷38歳)のときでした。

その1864年6月には池田屋事件が起きます。 池田屋は伏見の寺田屋と違って京都三条木屋町にある長州藩・土佐藩の志士がよく集まっていた宿です。 その尊王攘夷の志士達の集まりを新選組が襲撃したのが池田屋事件です。この事件で新選組がその名を天下に轟かした半面、多くの志士を失った長州藩は7月に禁門の変を起こします。

その禁門の変で皇居に押し寄せた長州軍を撃退したのが島送りから帰還したばかりの西郷隆盛率いる薩摩軍でした。 この禁門の変で薩摩藩はライバル長州藩を京都から追い、政局の主導権を握ることができました。

皮肉なもので、追い払った長州から最大の敵とされた西郷は、その後、勝海舟や坂本龍馬と知己を経て、次第に倒幕、そのための長州同盟に傾き始めます。

そのようなとき、1866年に龍馬が襲われた寺田屋事件が起きます。

寺田屋事件は 1862年と1866年の2つの事件を指しています。

文久2年(1862年)に発生した薩摩藩の尊皇派志士の鎮撫事件と慶応2年(1866年)に発生した伏見奉行による坂本龍馬襲撃事件です。

入浴中のおりょうが素っ裸で伏見奉行からの暗殺者の出鼻をくじき、龍馬共々屋根伝いに高瀬川に入り、近くの薩摩藩邸に逃げ込みました。そこから西郷の計らいで日本で初めてのハニームーンちゅう旅をし霧島で温泉三昧したがやです。

寺田屋旅館の近くの船着き場にはもはや京大阪を結ぶ三十石船はありませんが、高瀬川を十石船で遊覧しました。ちょいと幕末の志士気分を味わえました。

また、中書島駅の近くの桃山駅に伏見城跡があり、安土・桃山時代の安土が信長の建てた安土城を指し、桃山は秀吉の建てた伏見城を指すことが理解できました。

安土・桃山時代、そして幕末(鳥羽・伏見の戦いも含めて)の歴史の中心地である伏見の地を旅して感懐深いものがありました。


# by zoompac | 2017-12-14 05:43 | 酒・ワイン・珈琲・旅 | Comments(0)

映画 「グロリア」_1994年の映画「レオン」(仏・米合作)の原型となった1980年のアメリカ映画!

f0090954_05562922.jpg11月の終わりに午前十時の映画祭@TOHOシネマ新宿で観ました。

最近、シャリ姐の「アトミック・ブロンド」やジェシカ姐の「女神の見えざる手」っていう男前の姉御映画を観ましたが、元祖男前映画と言えばこの「グロリア」でしょう。

ジーナ・ローランズが渋いですね。この映画製作時点で50歳だったそうですよ。

元マフィアのボスの情婦というか日本式に言うと姉御だったグロリアが、ニューヨークのサウス・ブロンクスにある同じアパートに住む組織の会計係を担当していた男の妻から子供(6歳の男児フィル)を託されます。

会計係の一家はグロリアが庇護したフィルを除いて全員爆殺されてしまいます。

アパートを脱出した2人は組織から追われる羽目になります。子供嫌いのグロリアですが、昔の仲間を敵に回してまでも少年フィルを守り抜くことを決意します。

はじめはお互い毒づき合っていたわだかまりのある二人が、数々の危機を切り抜けていくうちに次第に心を通わしていく様がなかなかいいです。

そしてやがて逃げ切れないと悟ったグロリアは、フィルと別れ、捨て身で単身組織に乗り込みます。

3時間たっても戻って来なかったら、ピッツバーグへ行けというグロリアの指示に従って約束の墓地でフィルは待ちますが、グロリアは現れません。

諦めたフィルが適当な墓に向かってお別れの挨拶をしていると、1台のイェロー・キャブが止まり、そこから老婦人が降り立ってきました。 変装したグロリアでした。

男女は入れ替わりますが、映画「レオン」のレオン(ジャン・レノ)とマチルダ(ナタリー・ポートマン)とこの映画のグロリアとフィルが合わせ鏡のように思える映画でした。製作は「グロリア」(’80)の方が「レオン」より14年早いです。

# by zoompac | 2017-12-13 05:56 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「西郷どん(せごどん) 下」林真理子

f0090954_05163491.jpg複雑に入り組んでいるとしか思えなかった幕末がさくっとわかりやすく読めます。

林真理子流の断捨離で枝葉末節に大鉈を振ってとかく不可解な印象の強い西郷隆盛像が手際よく料理されていました。 人間西郷隆盛の生涯が俯瞰できます。

印象に残った林真理子の手法は次のようなところです。

明治維新前の動きが、徳川慶喜対西郷隆盛といった1対1の勝負のような切り口で語られています。 徳川慶喜は西郷の恩師ともいうべき島津斉彬が擁立のため西郷や篤姫に下働きをさせていた人物ですが、実際、将軍についた後の行動は期待外れのことが多く、それだけ一層西郷は慶喜憎しの想いを深めてしまいました。

薩長同盟も勝海舟を要にして坂本龍馬と西郷隆盛が合わせ鏡のように行動して成し遂げていきます。

明治維新後は大久保利通との対立構図が際立ってきます。殖産興業・富国強兵に邁進する大久保に対して、西郷隆盛は復古主義のようです。江戸幕府の始祖・徳川家康のような農本主義に傾倒していきます。 このあたりの対立構図は、個人的には「翔ぶが如く」の司馬遼太郎の複眼的で深堀の観測のほうに軍配を上げますが、林真理子の単純明快さも印象に残りました。

農業を切り捨て、格差が日に日に拡がっていく現代の日本と、西南の役が勃発した時代には共通することが多いかもしれませんね。

この林真理子の物語は、西郷隆盛の息子菊次郎が父隆盛の人生を語る形式を採っていますが、この形式も3つの点で面白いなと思いました。

1つめですが、菊次郎は西郷が奄美大島に流されたときの現地妻・愛加那とのラブ・ロマンスの末に生まれた子供です。女性作家の目線は、そうしたエピソードからしっかり人間西郷隆盛を捉えています。余談ですが、作者は1866年に発生した伏見奉行による坂本龍馬襲撃事件@寺田屋の後の龍馬が負った怪我の治療のため、西郷と小松帯刀が龍馬とおりょう夫妻を霧島に案内しハネムーンのお膳立てをしたことにもしっかりページを割いていました。

2つめは菊次郎は西南の役に参戦して右足を失った人物です。降伏して兄隆盛とは敵味方になった弟従道に拾われ生き残ります。菊次郎の体験として西南の役における父・隆盛が語られますが司馬遼太郎の「翔ぶが如く」に比べると誠に潔い簡潔な記述にとどめていました。このあたりの枝葉末節の切り捨て方は潔いですね。 逆に感心させられます。

3つめはこの小説上巻の冒頭で西郷菊次郎が二代目の京都市長に任じられるところからこの小説を始めたことです。西南の役を起こし一時は朝敵とされた西郷隆盛が、賊名を解かれ御一新を成し遂げた英雄として正三位の栄誉を与えられた後のことでした。その計らいには西郷を慕ってやまない明治天皇の強い意志が働いていたことも記されていました。西郷隆盛(息子菊次郎の事も含めて)について多くの人が知っていそうで知らないことを冒頭に持ってきた林真理子の手腕が印象に残りました。

# by zoompac | 2017-12-11 05:16 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「盤上の向日葵」柚月裕子_盤上に咲くゴッホの向日葵!

f0090954_08020888.jpgいやー、柚月裕子、恐るべし!です。

この600ページ近い小説がまるで将棋一局の真剣勝負のような迫力がありました。

冒頭、いきなり1994年の山形県天童市の行われたタイトル戦・竜昇戦(竜王戦がモデル)開催の場面が出てきます。

今年の12月5日に羽生善治氏が鹿児島県指宿市で開催された竜王戦に勝って史上初の「永世7冠」を達成した快挙のニュースを聴いたばかりでしたが、そうしたタイミングでこの小説を読む巡り合わせに私自身はさておき、柚月裕子氏の運の強さも感じました。

羽生善治氏が棋士史上初となる7冠達成したのは25歳の時でした。

この小説の羽生がモデルと思われる壬生芳樹も竜昇戦(竜王戦)のタイトルを保持できれば6冠をキープしながら次年度の王棋戦(王将戦)を獲れば7冠達成という設定になっていました。

羽生善治の永世7冠への第1歩がこの小説の舞台に使われているのです。 奇遇と言えばそれまでですが、やはり柚月裕子の引きの強さを思わざるを得ません。

実際にはこの1994年の竜王戦の羽生の対戦相手は佐藤康光でしたが、この小説では壬生の対戦相手は東大卒のエリート棋士・上条佳介で、3勝3敗で最終戦を迎えていたという設定になっていました。

その4か月前に埼玉県の山中で白骨死体が発見され、その現場から400万円の値が付く希少な将棋の駒が発見されていました。

その捜査にあたったのが頭は切れるが態度が不遜なベテラン刑事と26歳まで将棋の奨励会でプロを目指していた若手の刑事でした。

コツコツとその希少な将棋の駒の持ち主を求めて全国を渡り歩くさまは、松本清張の代表作の1つである「砂の器」における年配刑事と若手刑事コンビの捜査を彷彿させます。

その捜査の展開の中に巧みに上条佳介の人間ドラマが盛り込まれていきます。

さらに麻雀放浪記の将棋版という賭け将棋を生業とする真剣師が登場するやいなや緊迫感がぐっと加速され、その緊張感が一気に冒頭の壬生と上条の最終戦の息詰まる終盤の秒読み勝負の描写シーンへ引き継がれていきます。

この序破急のメリハリが凄いです。

その緊張感の中でさらにタイトルにある向日葵の秘密が明かされます。 ゴッホ、狂気の血、母の故郷に咲く花、そして盤上の勝負時に自分を導いてくれる閃きといったらいいのでしょうか・・・・・、これは読んでもらって感じていただくしかないですね。 私は視覚的な向日葵の残像が頭に残りました。

小説の後半になって壬生と上条の盤上での怒涛の畳みかけの応酬シーンを読んでいるなかで頭の中に向日葵が色鮮やかに立ち上がってきたときは驚きでした。 まるで私が上条佳介とシンクロしているようでした。

読者の1人として、終盤は柚月裕子にいいように翻弄され、心地よく投了させられました。

まだ読んでいない人がうらやましいです。 謎の白骨死体と共にあった将棋の駒と天才棋士の因果巡る重厚で、重層的な糸車ドラマを楽しんでください。

今年の週刊文春ミステリー国内編の堂々第2位の小説です。 将棋ブームの追い風も味方につけ、来年1月の直木賞とか来年4月の本屋大賞の候補作となる可能性大だと思います。

# by zoompac | 2017-12-10 08:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「東の果て、夜へ」 ビル ビバリー_文庫の表紙の青は原題ドジャーズのチーム・カラー?

f0090954_06462781.jpg作者ビル ビバリーはこの小説がデビュー作です。1965年生まれですので遅咲きといえますが、トリニティ・ワシントン大学で教鞭をとる米国の文学研究者で様々な小説ジャンルに精通する素地は持ち合わせていたようです。

この一作で英国推理作家協会賞の最優秀新人賞のみならず最優秀長篇賞(ゴールドラガー)まで獲得し、その他全英図書賞、LAタイムズ文学賞までかっさらう四冠獲得の離れ業を成し遂げました。

麻薬斡旋所の見張り役を務めていた15歳の黒人少年イースト(邦題はこの名前と東への旅をかけているようです)がボスの命令で殺し屋の弟(13歳ですよ)達と4人(17歳と20歳の黒人少年)でLAから東の五大湖と接するウィスコンシンへと2000マイルの車の旅を続けることになります。そこにいる裁判の証人を殺すというミッションでした。

犯罪小説、ロード・ノベル、黒人少年の成長物語という視点を転がしながらそれぞれの要素を巧みに織り交ぜた構成となっていました。

描かれるのは残酷かつ冷酷な世界なのですが、風景描写や人物描写に詩心があるというか抒情詩的で、ふとめくるページを止めたときに映画スクリーンに映し出された情景が浮かんでくるようなまことに不思議な体験をさせてもらいました。

イメージとして近いのが、物語の展開は全く違いますが、抒情詩的という点で本年度アカデミー作品賞に輝いた黒人少年から青年、大人への成長物語の「ムーンライト」でした。

原題は「Dogers」です。 文庫の表紙もドジャーズ・ブルーを印象付けているようです。

4人の少年がLAを出発するときにLAドジャーズのTシャツや帽子を身につけます。 車の旅でいかにも野球ファンを装う意図があったのでしょうか? それとも野球好きの白人に警戒されないためでしょうか?

そのDogersのシャツ、帽子に由来する原題のDogeには、身をかわす(ドッジボールですね)という意味や困難などを巧みに切り抜けるという意味もあります。

一筋縄ではいかない作品ではありますが、新鮮な感覚で読了しました。

池上冬樹、新保博久、北上次郎等の書評家が今年の翻訳ミステリーとして高い評価を下していますが、それだけのことはあるなと実感できた小説でした。

昨日発売された「このミステリーがすごい!2018年版」では第3位でした(1位はフロスト始末、2位は13・67)。


# by zoompac | 2017-12-09 06:50 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「ホワイトラビット」 伊坂幸太郎_言葉の魔術師の真骨頂炸裂!

f0090954_05422099.jpg伊坂幸太郎節が炸裂しています。

いわゆる「語り」というか私から言わせれば「騙り」なのですが、伊坂幸太郎マジックに驚かされます。

舞台は仙台の高台にある新興住宅地です。そこで人質立てこもり事件が起きます。その裏に潜む誘拐ビジネスの実体にも驚かされますが、作者は複数の錯綜するストーリーを時間を前後させながらわかりやすく解説してくれるふりをしながら謎をどんどん深めてくれます。

種を明かしても明かしても、えっ? えっ?という新たな謎が仕掛けられているのです。まるでロシア人形のマトリョーシカのように。

手の内を明かすふりをしながら読者をだまし続けなおかつ読者に不快感を与えないプロのすご技に脱帽です。

そしてしばしば作中に引用されるオリオン座の蘊蓄とユゴーの「レ・ミゼラブル」に出てくる会話が、ガマの油の口上文にすぎない騙りをおしゃれな会話に飾り立ててくれています。

まことに希代の言葉のマジシャン、伊坂幸太郎の真骨頂満開の傑作小説に出会いました。

今年のミステリー国内部門には「AX(アックス)」とこの「ホワイトラビット」の2作が上位にランクされそうな予感です。いや~、騙されるって気持ちのいいもんなのですね。

なんてことを書いていたら、昨日発売の週刊文春の今年のミステリーベスト10の国内部門の第3位にランクインされていました。同氏の「AX(アックス)」は第7位でした。

ちなみに第1位は屍人荘の殺人(今村昌弘)、第2位には私がまさに読み終わろうとしている柚月裕子の「盤上の向日葵」が入っていました。


# by zoompac | 2017-12-08 05:43 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

柔道グランドスラム東京2017の女子は日本勢が全階級金メダルの快挙!

柔道グランドスラム東京2017の女子で日本人選手が全階級制覇を達成しました。8年ぶりの快挙だそうです。

48㎏級:近藤亜美は準々決勝のライバル渡名喜風南との対決を横四方固「一本」で制すと、ムンバトを寝技1本で仕留め2年ぶり5度目の優勝を果たしました。渡名喜は3位でメダルを確保しました。来年の世界選手権代表の座を巡って近藤と渡名喜の争いは続きそうです。

52㎏級:日本人対決が注目された52kg級は、講道館杯を圧勝で制したホープ・阿部詩(夙川学院高2年)が初優勝を飾りました。試合前の阿部は、今季の世界選手権金メダリスト志々目愛、銀メダリスト角田夏実に次ぐ三番目の選手という印象でしたが、準々決勝で世界選手権覇者の志々目愛を下し、その勢いで優勝にまでこぎつけました。兄の一二三とアベック優勝を成し遂げた恐るべき高校2年生です。

57㎏級:57kg級は芳田司(コマツ)が優勝しました。決勝では11月の講道館杯を制し復調しつつある山本杏(パーク24)をGS延長戦の末に一本背負投「技有」で破りました。芳田は柔道GS東京三連覇です。

63㎏級:田代未来(コマツ)が優勝しました。田代は準決勝でリオデジャネイロ五輪王者のティナ・トルステニャク(スロベニア)を寝技で下すと、決勝では鍋倉那美(三井住友海上)から足車で「技有」を奪って優勢勝ちしました。ブロンズコレクターと言われた田代が柔道グランドスラム東京初優勝で一皮むけるかどうかといったところですね。ドングリの背比べと揶揄され今年の世界選手権代表見送りとされた63㎏級の第一人者として定着するには今後の国際試合においても結果を出し続ける必要があります。

70㎏級:70kg級は大野陽子(コマツ)が決勝でブダペスト世界選手権王者の新井千鶴(三井住友海上)を「指導3」で破り初優勝しました。新井はこの大会で優勝して来年の世界選手権代表入り内定を決めたかったと思うのですが、大事に試合を運び、何とか一矢報いたい大野の猛攻にGS(ゴールデンスコア)時間に「指導」をもらう無様な負けとなってしまいました。

78㎏級:78kg級は濵田尚里(自衛隊体育学校)が優勝しましたね。講道館杯、柔道GS東京と立て続けの優勝です。今夏の世界選手権日本代表が2人の対戦となった3位決定戦では佐藤瑠香(コマツ)が同大会2位の梅木真美(ALSOK)を破って3位を確保しました。佐藤と梅木の争いの中、スルスルと濱田が頭角を現してきました。

78㎏超級:78kg超級は、マラケシュ世界無差別選手権を制したばかりの朝比奈沙羅(東海大3年)が優勝。大会連覇を果たし、国内一番手の座をしっかり固めることとなりました。世界選手権@ブダべストの覇者ですから、来年の世界選手権の代表の座もほぼ手中にしました。

女子は、78㎏超級の朝比奈沙羅を除いて、まだまだ熾烈な代表争いが続く印象を持ちました。そんな中、成長著しい52㎏級の阿部詩の活躍が目立ちました。いずれにせよ全階級日本人選手が金メダルを獲得したことは明るいニュースでした。


# by zoompac | 2017-12-07 05:57 | スポーツ | Comments(0)

小川雄勢がリオ五輪100㎏級金メダリストと我慢比べを制して初優勝_柔道グランドスラム東京2017

f0090954_05451073.jpg最重量級では小川雄勢が決勝でルカシュ・クルパレク(チェコ、リオ五輪100㎏級金メダリスト)との14分に及ぶ大消耗戦を「指導2」(GS10:01)で制して優勝しました。

GS(ゴールデン・スコア方式)に入って2分くらいで小川雄勢の脇固めのような体勢からあびせ投げで主審の技ありコールで決着がつき小川の優勝だと思ったのですが、審判協議の結果取り消しとなってしまいました。

その後は命拾いしたクルパレクが怒涛の攻撃を仕掛けましたが、小川雄勢は特にがっかりした様子もなく続けざまの隅返しを耐えに耐え抜きました。

その後は一進一退の膠着状態となり、小川にとっては終わりの見えないような闘いとなりました。

チェコの英雄クルパレクもさすがに仕掛けても仕掛けても太った割にしなやかな猫のように体をひねって技を躱す小川雄勢を持て余し始めました。

そして小川が技を掛けた裏を狙った戦術に切り替えたのですが、それもしなやかに躱し続けられ、結局は自分から積極的に攻撃しないことから、延長14分にクルパレクに指導が与えられ、この死闘はあっけない幕切れとなりました。(写真は裏投げを狙ったクルパレクの技を体を捻って躱す小川雄勢)

この消耗戦は昔の無尽蔵のスタミナを誇っていた父・小川直也のトレードマークでした。奥襟をもって引き付けて相手のスタミナをどんどん消耗させることが得意でした。息子・雄勢も組手は親父そっくりで血は争えないなと感心させられました。ただ、体のしなやかさと受けの強さは親父以上の才能があるように見えました。

我慢比べというか、この「あきらめの悪さ」でリオ五輪100㎏級金メダリストに粘り勝ったことは彼にとって大きな自信につながったのではないでしょうか。

この日の小川はオール・サッソン(イスラエル)やステファン・ヘギー(オーストリア)といった強豪との対戦をいずれも「指導」ポイントの累積によって勝ち上がり、準決勝では講道館杯でも決勝を争った上川大樹(京葉ガス)を上四方固「一本」で下して決勝に進出しました。決勝では前述のとおりクルパレクを延長戦の末に破り、見事トーナメントの頂点を極めました。

遅咲きの大器小川雄勢が11月の講道館杯に続いて初のグランドスラム制覇で一気にバクー世界選手権の代表争い一番手として名乗りを上げた格好となりました。

4月の体重別で若武者・小川雄勢が立ち塞がる王子谷剛志と原沢久喜の2枚の壁をどのように撃破するのか楽しみになってきました。

# by zoompac | 2017-12-06 05:47 | スポーツ | Comments(0)

プロデビュー15年目の頂点_宮里優作、今季4勝目で初の賞金王2017!

f0090954_05464754.jpg土壇場で宮里優作が日本シリーズJTカップを4年ぶり2度目の制覇を成し遂げ、小平智をかわし初の賞金王に輝きました。

逆転して賞金王になるにはこの最後の国内メジャーに優勝してその優勝賞金4000万円を積み上げるしかありませんでした。 まさに千歳一隅のチャンスをものにした宮里優作でした。

これまで土壇場で自滅していた宮里優作とはまったく別人の自信に溢れた新生・宮里優作がいました。

今季はこれで4勝目です。いつもは終盤の秋だけにがんばる秋男でしたが、今季は春に2勝し、春の珍事と揶揄されていました。

今年は妹の宮里藍の引退もあり、それまでの藍の活躍から今度はしっかり兄優作がその活躍を引継ぐという意思を感じさせてくれる優勝でした。

今季のゴルフではこの宮里優作の火事場の馬鹿力のような優勝ともう1つ私の今年のゴルフで印象に残った優勝があります。f0090954_05534840.jpg

11月12日が最終日だった伊藤園レディースの試合です。

賞金ランク58位というシード圏外のプロ6年目の福田真美選手(25歳)がシードを巡る煩いからも一挙に解放された初優勝です。

連日の首位キープで、2位に6打差をつけながら、追いすがるアン・ソンジュの影が大きくなり、ボギーを連発しながらも、最後は1打差で逃げ切りました。

長年の辛苦が最後の最後に崩れ落ちそうな自分を支えてくれたのではないかと勝手に想像させてもらった印象に残るシンデレラガール誕生の優勝でした。

写真は、女優の中谷美紀さんから優勝トロフィーを授与された福田真美選手です。

# by zoompac | 2017-12-05 05:56 | スポーツ | Comments(0)

福岡国際マラソン_大迫傑が日本歴代5位となる2時間7分19秒の走りで3位入賞!

f0090954_06041553.jpg陸上男子5000m日本記録保持者の大迫傑(26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が、3日日曜日の福岡国際マラソン(平和台陸上競技場・香椎折り返し)で日本歴代5位の2時間7分19秒を記録しました。

日本人トップの3位でゴールし、20年東京五輪のマラソン代表を決めるグランドチャンピオンシップ(GC)出場権を獲得しました。

優勝は2時間5分47秒のモーエン(26=ノルウェー)。

大迫は自身2度目のマラソン(国内初マラソン)で、自己記録を大幅に更新しました。

序盤は給水でドリンクを取り損ねるなど経験不足な面も出ましたが、それでも、川内優輝(30=埼玉県庁)、リオデジャネイロ五輪代表の佐々木悟(32=旭化成)ら日本人招待選手が次々に先頭集団から脱落していく中、30キロ過ぎまでトップ争いで粘りました。

35キロ過ぎから徐々に差はつけられましたがその後も大きく離されることなく、粘りの走りで3位入賞を果たしました。

最後まで海外勢と渡り合える日本人マラソンランナーの誕生を素直に喜びたいと思います。

日本陸連の強化戦略プロジェクトリーダー瀬古利彦さんも「2回目のマラソンは難しいが、期待以上の走りだった」と手放しで喜んでいましたね。

大迫は文句なしで東京五輪んのマラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ」(GC)の出場権を獲得しました。

6位(日本人2位)の上門大祐(大塚製薬)、7位の竹ノ内佳樹(NTT西日本)もそれぞれGC出場権を得ました。 走る公務員川内優輝は日本人4位の全体9位で、GC出場権には届きませんでした。

今年2月の丸亀国際ハーフマラソンで大迫に9秒差で優勝した神野大地は初マラソンを2時間12分50秒の13位で終えました。試合前にアキレス腱を痛めていたようです。


# by zoompac | 2017-12-04 06:09 | スポーツ | Comments(0)
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[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
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