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クイーンズ駅伝2017の展望_がんばれ豊田自動織機!

f0090954_07320160.jpgJP日本郵政の連覇の呼び声が高いようです。

去年1区で4位と好走した中川京香が不調のようですが、大砲級のエース格3本柱の鈴木亜由子、関根花観、鍋島莉奈は健在で、宇都宮恵理や寺内希等繋ぎの区間を埋める選手も育ってきているようです。

これにプリンセス駅伝(クイーンズ駅伝の予選会)で優勝した豊田自動織機が立ち向かうにはエースのカモシカ脚力・横江里沙の復活が望まれます(写真)。 JP日本郵政の3本柱に対して、横江里沙、福田有似、アン・カリンジで対応し、伏兵林田みさきでとどめを刺すって皮算用なんですがどうでしょう。

プリンス駅伝では本領発揮と行きませんでしたが、立命大卒の新人菅野七虹、立命大先輩の藪下明音もさらに先輩の沼田未知も計算できます。

元ユニクロのエース荻原歩美も豊田自動織機に新人として加入しています。 潜在能力の高い選手ですが5月のトラックで好成績を収めて以来走っていないようですね。いずれ豊田自動織機のユニフォームで活躍する姿を見てみたいです。

今週の日曜日(11時50分~15時頃までTBSで放送予定)のクイーンズ駅伝で去年1区と2区の間でまさかのタスキ渡し違反で失格となった豊田自動織機のリベンジパワー炸裂を見せてもらいたいです。

ダイハツも前田彩里の復調が好材料です。大物新人の大森菜月が間に合えば、腹筋1000回女の松田瑞生と併せて3本柱が形成できます。伏兵吉本ひかりが頑張れば面白いと思います。

パナソニックも布陣が若返って強力になりました。堀優花がエース格に成長しました、双子の森田姉妹も好調ですし面白そうです。

プリンセス駅伝では想定通りの展開だったにもかかわらず、エース松崎璃子が期待外れの結果に終わった積水化学もあなどれません。森智香子、尾西美咲、松崎璃子の3本柱はやはり強力です。

第一生命も上原美幸、飯野摩耶、佐々木文華あたりが新御三家を形成しつつあるようですが、JP日本郵政に比べるとやや小ぶりな印象です。前回2位の第一生命にとってはW田中(華絵、智美)が不調というのが痛いですね。

ユニバーサルエンタテイメントは鷲見梓沙がカギを握っていますね。高校時代最強のランナーが実業団入りしてなかなか期待に応えた走りをしていません。木村友香やワンジュグが計算できるので、中村萌乃、鷲見あたりが普通に走れれば優勝を十分狙えると思います。

新人たちの活躍も楽しみですね。

JP日本郵政には、上原明悠美(松山大)、木村芙有加(大東文化大)、廣瀬亜美(関西大)、澤口真美恵(東北)、積水化学には、湯澤ほのか(名城大)、佐藤早也伽(東洋大)、廣田麻衣(立命館大)、中舎朱音(土岐商)、第一生命には、小枝理奈(大東文化大)、嵯峨山佳菜未(大阪薫英女)、原田紋里(市立船橋)、向井優香(世羅)、ユニバーサルエンタテイメントには猿見田裕香(豊川)、秋山桃子(筑波大)、三島美咲(松山大)等が新加入しています。


# by zoompac | 2017-11-24 07:34 | スポーツ | Comments(0)

来年のWOWOW連続ドラマ「監査役 野崎修平」と日本の社会風土 の「忖度」について

f0090954_04262896.jpgWOWOW録画映画 の「スタートレック Beyond」を観たとき、クリス・パイン演じるカーク船長と副官役のようなスポック(ザッカリー・クイント)のキャラクターの対比が面白くて印象に残りました。

「スタートレック Beyond」をかいつまんで紹介するとすれば、宇宙の最果てにある未知の領域を探索する過程で、惑星連邦の存在意義の真価を問う新たな謎の敵と遭遇するジェームズ・T・カークと、彼の率いるU.S.S.エンタープライズ号のクルーたちの戦いを描いているSFパノラマ物語ということになりましょうか。

カーク役のクリス・パイン、スポック役ののほか、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、ジェイ・チョウ、そして2016年6月に事故で他界したアントン・イェルチン(享年27歳、本作が遺作)ら、エンタープライズ号のクルーを演じるレギュラーキャストが再結集していました。

この登場人物の中では、スポックのキャラが私のお気に入りです。

目的遂行のためなら多少のルール違反も厭わないカーク船長に対して、スポックはカークの勢いに気圧されることなく冷静で独特の信念を曲げません。思考がいつも原理原則に立ち返ったところから出発します。

彼はよく言えば同調圧力に屈しないし、集団志向の罠に陥らない芯をもっています。悪く言えば空気を読まないし、忖度できません。

「森友・加計」学園問題で人口に膾炙した「忖度」とは、相手の指示がなくても相手の意向を推し量り先回りして相手の欲することを満たそうとすることと解釈されています。

嫌われたくない、波風を立てたくない、怒らせたくないという自己本能の心理が働く結果でしょう。もっとも立場の強い人に対して弱い人が媚びへつらうという守りの心理だけではなく、積極的に上役の役に立ちたいとか認めてもらいたいという自己顕示という攻めの側面もあるようです。

日本では「忖度」できることが政治における人付き合いや企業においてはサラリーマンの出世の必須条件のような趣がありました。 官僚のお仕事推進にはこの「忖度」推進が今でも欠かせないようです。敗戦の日本軍の失敗の原因を追究した「失敗の本質」にもこの「忖度」が結局現場の強権を許して勝ち目のない暴走を許してしまったことを挙げられていました。

そうした「忖度」にがんじがらめにされた日本社会ではありますが、一方で原理原則に則って空気を読まないこと、すなわちぶれないことが評価されているようにも思えます。

たとえば今野敏の「隠蔽操作」シリーズは、主人公の竜崎伸也警視長の特の信念と矜持を持った融通の利かないキャラが人気に火をつけました。

池井戸潤による「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」、さらに「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を原作とし、その主人公の名前をとってTVドラマでは「半沢直樹」シリーズとして好評を博した半澤直樹も攻めの忖度も守りの忖度もできず、おかしいことをおかしいと公言して憚らないタイプの人間です。その性格故、いったんは逆境に追い込まれますが、そこから復活して逆境に落とし込んだ相手に倍返しすることが勧善懲悪節が大好きな日本人の共感を呼びました。

「スタートレック」のスポックにも相通ずるところがあります。彼の言動の客観性と独立性は、私が今従事している監査役の仕事にふさわしいと思っています。監査役の役割は、企業風土に影響されることなく第三者の目から取締役の職務執行を監査するという立て付けだからです。

そう思っていた矢先、来年1月14日日曜日よりWOWOWの連続ドラマ(連続ドラマW)で「監査役 野崎修平」の放送が主演織田裕二で決定したことを知りました。f0090954_04272975.jpg

原作・周良貨、漫画・能田茂による経済漫画『監査役野崎修平』をドラマ化したもので、大手銀行の監査役である正義感と厚い人情の持ち主である主人公が、銀行の不正を究明すべく行内の抵抗勢力に戦いを挑む姿が描かれれています。

私は10年位前の監査役(しかも銀行の)に初就任する頃その漫画を読みましたが、その内容が実際には地味な監査役の仕事とはずいぶんギャップがあって派手で格好良すぎることに違和感を覚えました。

漫画自体が1998年頃のバブル後遺症の頃の銀行業界の抱えた問題に光をあてていました。 野崎修平が働く銀行は「あおぞら銀行」となっていますが、前身が日債銀が破綻し公的資金を投入し「あおぞら銀行」として再スタートしたのは2001年のことですから、漫画で架空の銀行としている「あおぞら銀行」の命名の方が先です。もっとも後だったらクレームがついたことでしょう。

監査役の役割もここ10年の間ずいぶん変わってきています。この新装版が11月15日に発売された漫画もそのあたりを考慮したのか、新連載の開始が決定しています。原作の連載が終了してから14年の年月を経て、「グランドジャンプPREMIUM」にて『新・監査役野崎修平』として新連載をスタートするようです。

問題の「あおぞら銀行」は記憶が曖昧ですが、漫画の上では確か銀行の大合併の動きがあって大日本銀行のような名前に変わっていました。 主人公も「監査役」から「頭取」に出世していたように思うのですが、新シリーズの監査役野崎修平が頭取の後の就任なのか、以前の監査役からの延長なのかがとても気になります。もちろんTVドラマでの監査役の仕事の描かれ方も気になっております。

あまりスポットライトを浴びることのないどちらかといえば日陰の仕事って印象の強い「監査役」です。「忖度」の中で埋もれるのか、それとも「モノ申す監査役」として煙たがれるのか、人によってそのスタイルは千差万別だと思います。

# by zoompac | 2017-11-23 04:28 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「自壊する帝国」佐藤優_博覧強記な佐藤優のソ連崩壊目撃体験談!

f0090954_05400803.jpg「博覧強記」とは佐藤優のことを言いえて妙な言葉だと思います。

1年半に亘って独房入りとなった「国家の罠」の前日譚という位置づけのルポタージュという印象を持ちました。

ソ連は1991年12月に崩壊しました。

佐藤優は1987年にモスクワの日本大使館に着任しました。 そのときの彼の肩書は「在ソビエト社会主義共和国連邦日本国大使館三等理事官」でした。

ソ連崩壊後4年経った1995年に離任したときの官職は「在ロシア連邦日本国大使館二等書記官」に変わっていました。

そのソ連崩壊前後の状況を佐藤優が独自に作りあげた人脈を駆使して書き込んだ人間ドラマとして読むことができます。その人脈形成に役立った武器が彼の修めた神学というところが興味深かったです。付け焼刃的なかじり知識ではなく体系立てて修めた学問の力を知ることができました。

彼の観察力の鋭利さは「国家の罠」で実証されていますが、同じような日記とも思える手法がこの「自壊する帝国」にも使われています。

あくまでも佐藤優の目を通しての話で、同志社大学神学部から何故外務省に入ったのかといういきさつから、ソ連・ロシアで27歳から35歳の8年間の彼の後期青春時代の物語という趣もあります。

大宅壮一ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞を受賞した作品で、国家とは宗教とは民族とは、ユダヤ人問題に遠隔地ナショナリズムそしてバルト三国(エストニアとラトビアはプロテスタント、リトアニアはカトリック)とソ連の歴史等について佐藤氏の解説と分析について考えさせられる事項の多い本でした。

美食家佐藤優の一面も顔を覗かせ、キャビア、イクラ、チョウザメの燻製のオープンサンドウィッチの「ブッテルブロード」、サーモンをのせサワークリームを塗ったパンケーキの前菜「ブリンヌィ」、チョウザメの串焼きの「シャシリック」、ウクライナ風餃子「バレンニキ」、メレンゲケーキ「鳥のミルク」、チョコレート・ケーキ「トルト・ブラガ」等々。

神戸にあるプリントかチョコレート菓子で有名な「モロゾフ」も帝政ロシア時代のモロゾフ財閥の一族の1人が日本に渡って(亡命し)お菓子屋を作ったこと、それを佐藤氏が日本の食文化にロシアが入っている例としてそのチョコレート菓子をロシア人への土産にしていたエピソードも興味深く読みました。食に絡む話は外交の世界でもビジネスの世界でも異国間交流の効果的な小道具になります。

少数民族(先住民族)について語っている個所では、東ドイツのエルベ川沿岸に住むスラブ系民族のソルブ人の話が印象に残っています。急速にドイツ人に同化しているようですが、ギュンター・グラスの小説で映画化もされた「ブリキの太鼓」の舞台とされるのがソルブ人居住地区だったそうです。

体の成長ががブリキの太鼓を与えられた3歳児で止まり精神年齢が大人の精神病院の住人オスカルの回想録で、彼の眼を通し、ナチ党政権前後におけるダンツィヒ自由市の小市民的心性、戦前・戦中・戦後の遍歴などが描かれているようですが、このダンツィヒ自由市のモデルがソルブ人居住地区なのだと思います。

この「自壊する帝国」は私が思い描いていた内容とは違い、あくまでも佐藤優氏の体験談でした。 佐藤氏はあとがきで、ソ連崩壊についてのもっとアカデミックな内容の本を求めている人には「国家の崩壊」という共同出筆の本がお勧めだと言っていました。

# by zoompac | 2017-11-22 05:40 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「不都合な真実2」

f0090954_07043131.jpg第79回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞、主題歌賞の2部門を受賞し、ドキュメンタリー作品としては異例のヒットを記録した2006年製作の環境ドキュメンタリー「不都合な真実」の第2弾でした。

前作ほどのインパクトはありませんでしたが、異常気象は確かに10年前に比べて地球上のここかしこで目撃することが頻繁になってきたことを実感させられており、相変わらず強い共感を覚える映画でした。

「ブレードランナー2049」にも象徴される白い靄のかかった空は、何も映画の中のロサンゼルスの未来図ではなく、今の北京やムンバイでは現実のことなのですね。

パリ協定(COP21)締結までのプロセスが、パリのテロ事件というハプニングに遭遇しながらも見ごたえのあるサスペンス調にまとめられていました。

国を豊かにするために石炭をこれから大量に使用したいと主張するインドに対して太陽光のエネルギーをビジネスを度外視してインドに誘致するアル・ゴアの懸命の努力には頭が下がりました。

このインド批准にこぎつけるまでのる駆け引きがスリリングで面白かったです。

それにしてもこの期に及んでちゃぶ台返しをしたトランプ大統領が、アメリカの良心と指導力を象徴しているアル・ゴアの前に大きく立ち塞がった現実をどう受け止めたらよいものやらまことに複雑な心境です。

前作で地球環境問題の啓発に貢献したとしてノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領のナレーションで見入った映画でしたが、温暖化現象の悪化と共に、ゴア氏の肥満化もかなり進んでいました。省みて、私の温暖化防止努力は、まず自分の体の管理(肥満化防止)をすることから始めようと思いました。

# by zoompac | 2017-11-21 07:10 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

「西郷どん(上)」林真理子_隆盛の息子(奄美大島の愛加那との)菊次郎の回想録

f0090954_07050795.jpg原作が林真理子、ドラマの脚本が中園ミホということで、女性目線から捉えられた西郷隆盛像がとても気になります。

ということでまずは原作三部作の上巻を読んでみました。

西郷菊次郎という西郷隆盛が奄美大島に流されたとき島の娘との間に生まれた息子が登場します。(大河ドラマでは島妻になる愛加那を二階堂ふみが演じる予定です。)

冒頭から、西南の役を起こし一時は朝敵とされた西郷隆盛が、賊名を解かれ御一新を成し遂げた英雄として正三位の栄誉を与えられたこと、それには西郷を慕ってやまない明治天皇の強い意志が働いていたこと、その汚名を雪ぐ証として息子菊次郎が京都市長に抜擢されたこと等が記されていました。

西郷菊次郎の歓迎会で、京の芸子が西郷の手毬歌を歌います。菊次郎は、西南の役の後、西郷従道の支援で外務省に入り、アメリカ、台湾の外地で働いていたためその手毬唄を知りませんでしたが、明らかに奄美大島で生まれた自分の妹のことが歌われていました。

そこから、菊次郎の回想録という体裁をとりながら、西郷隆盛の物語が始まります。

上巻では、貧しい子だくさんの西郷家の長男としての生活、島津斉彬に抜擢され、江戸に呼ばれ、第13代将軍家定の御台所となる篤姫の婚姻の支度の取り仕切り一切を任される傍ら、斉彬の手足として第13代将軍家定亡き後の一橋慶喜擁立に向けての画策に江戸並びに京都を東奔西走します。

その画策は阿部正弘の死後泡沫に帰してしまいます。 大老となった井伊直弼によってちゃぶ台返しを喰らわされ14代将軍は徳川慶福(家茂)に決着します。将軍継嗣問題の政争の最中、島津斉彬も死去し、西郷隆盛は悲しむ暇もなく、吹き荒れる安政の大獄の魔手に追い詰められることになるのです。

そこから先の話は「中巻」を読むことにしましょう。 自然の美しい奄美大島を舞台に西郷と愛加那の恋物語が展開されそうな予感です。 激動の幕末から明治の時代を駆け抜けた西郷の生涯に天が与えたひとときの休息の時間が奄美大島蟄居だったのかもしれませんね。

# by zoompac | 2017-11-20 07:11 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「女神の見えざる手」_米国の銃社会に鉄槌を下した女ロビイストの毒!

f0090954_05543148.jpgトランプ大統領の決定にもロビイストの「見えざる手」が影響していたのだろうなと思わされた映画でした。

良くも悪くもアメリカの政治の一部で欠かせないロビイストの存在を「ゼロ・ダーク・サーティ」(オサマ・ビンラディンを追跡するCIA分析官役)で男前(女前?)の演技を見せてくれたジェシカ・チャスティンがここでも男前の敏腕ロビイストを演じました。

真っ赤な口紅、黒いネイル、黒いスーツが、男社会を象徴する銃社会に鉄槌を下すために闘う戦闘服に見えました。

冒頭、所属する会社から銃規制法案を潰す仕事を依頼された敏腕ロビイストエリザベス・スローン(ジェシカ・チャスティン)がその大手ロビイ会社を辞め、部下共々小規模ながら銃規制を掲げる会社に転職することからこの2時間12分の映画が始まります。

なんというタイミングなのでしょう。 この映画が日本で公開される10月20日にはまだ記憶が生々しいラスベガスの銃乱射事件が10月初めに起きたばかりでした。

メガホンをとったのは、「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督です。

「恋におちたシェイクスピア」といえば、これまた10月に過去30年に渡ってのセクハラが炎上したハービー・ワインスタインがプロデュースした作品としても有名ですね。

大物ではメリル・ストリープ、シャリーズ・セロンの名が、若い世代ではこのジェシカ・チャスティンの名もハービーのセクハラ犠牲者のリストにありました。 激しい口調で非難したメリル・ストリープやシャリーズ・セロンに対してジェシカ・チャスティンは告発しなかったことを非難されていましたが、そのセクハラを知っていた男優達(「グッドウィルハンティング」のベン・アフレックやマット・ディモンの名等が挙がっていました)は何をしていたんだと切り返して反論していました。

この映画のテーマである銃規制にも、女性有権者の影響力に目をつけたスローンの戦略が展開されます。

異性交遊はコールボーイを金で買うというスローンの男前ぶりには恐れ入ります。

目的達成のためには正義まで手段にしかねない彼女の手法には驚かされますが、やがてチームごと移動した際に1人だけ元の会社に残った元部下(TVドラマ「ニュースルーム」のアリソン・ビル)の探し当てた彼女(スローン)の過去の仕事ファイルにあった書類から不正ロビー活動が暴露され大ピンチに陥ります。

丁々発止の駆け引きに有利・不利の攻防が目まぐるしく変わりますが、最後に笑ったのは果たして・・・・。

最後の大どんでん返しに驚かない人はいないと思います。

天才的な戦略を駆使してというか、それ以上にCIA顔負けの諜報活動まで取り入れてのロビイ活動には唖然とさせられますが、彼女の勝利の方程式のフレーズを最後に紹介しておきましょう。 日本語は映画を見たとき字幕で確認してください。

Lobbying is about foresight, about anticipating your opponents moves, and devising counter measures.
The winner walks one step ahead of the opposition.
It's about making sure you suprise them, and they don't suprise you.

将棋の勝負にも適用できそうなフレーズですね。 opponent、opposition、themを映画鑑賞客に置き換えれば映画作りにも適用できるし、仕事や資格勉強などにも幅広く活用できそうです。

この映画は声を大にしてお勧めです。 ただし、今週中に終映予定している映画館もありますので、早目に見ることを勧めます。

# by zoompac | 2017-11-19 05:55 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

NHK大河 「女城主直虎」から「西郷どん(せごどん)」へのつなぎ役は菅田将暉初代彦根藩主から安政の大獄の赤鬼16代佐野史郎井伊直弼

f0090954_08424091.png「女城主直虎」は菅田将暉が成人直政として登場以来、私は面白くなったと思っているのですが、視聴率は相変わらず12%前後で低迷していますね。

過去10年の大河ドラマでは2008年の「篤姫」の平均視聴率が24.5%でトップ、反対に幕末の長州藩を扱った「花燃ゆ」が吉田松陰の妹が主人公(井上真央)でしたが12%で最低でした。

来年は「西郷(せご)どん」でどうでしょうかね。

主人公・西郷隆盛の知名度は高いですし、視聴率の高かった「篤姫」繋がりもありますので人気は上々ではないでしょうか?

「篤姫」では小澤征悦が演じていましたが篤姫の輿入れの差配を取り仕切ったのが西郷隆盛でした。子に恵まれなかった篤姫は島津斉彬の意を汲んで家定の後継を一橋慶喜で大奥の意見統一しようと画策する様が裏面史として新鮮でした。

そのあたりの二匹目のどじょう効果もあるのではないでしょうか、瑛太の起用(「篤姫」では小松帯刀役、「西郷どん」では大久保正助(利通)役)もそのあたりの効果狙いの匂いがプンプンですよね。

宮崎あおいに比べて実力でやや見劣りする北川景子ですが・・・、主役ではないのでいい塩梅でしょうか。北川景子は大河ドラマ初出演となります。

大奥政争のフィクサー役の篤姫付きの女中頭「幾島」役が、斉藤由貴のスキャンダルで急遽南野陽子に変更というハプニングがありました。「篤姫」では幾島役を松坂慶子が演じていましたが、その松坂慶子は「西郷どん」では西郷吉之助の生母役です。子だくさんの貧乏な西郷家を表現するにあたって健康で太り過ぎな印象を演技でどのようにかばーしてくれるのでしょうか?

西郷吉之助(隆盛)役の鈴木亮平は以外でした。f0090954_08435781.jpg

漫画が原作の映画「俺物語」の剛田猛男役に抜擢され、役作りのため激太りしてどことなく西郷隆盛のようなイメージになっていたことを思い出しました。

一橋慶喜か徳川慶福(家茂)かの将軍継嗣問題の政争の最中島津斉彬が急死し、大老井伊直弼が仕掛ける安政の大獄の嵐が吹き荒れます。

そういう意味では、今年のNHK大河「女城主直虎」に登場する直政の系列子孫である近江彦根藩16代藩主井伊直弼に繋がっていきます。初代はもちろん赤備えの井伊直政です。 井伊直弼はその暴政ぶりから「赤鬼」と呼ばれました。 「女城主直虎」から「西郷どん」へ受け継がれるタスキが井伊直政・直弼だというのも一興ですね。

渡辺謙扮する島津斉彬の政敵井伊直弼は佐野史郎が演じます。

その政変というか、安政の大獄のあおりを喰らって指名手配の追われ人となった西郷は僧月照(尾上菊之助)と入水自殺を図りますが、命をとりとめ奄美大島に送られます。

陰謀渦巻く政争の中で島津斉彬の手足となって東奔西走していた西郷が、いきなり何もない自然豊かな奄美大島に島送りになります。

このあたりのコントラストが今回のドラマの前半の最大の見どころではないでしょうか。そしてそこには西郷の現地妻というか島妻になる愛加那(二階堂ふみ)がいます。

このあたりのドラマチックな転変が面白そうで、今から楽しみです。

左遷で地方の支社に飛ばされたサラリーマン諸氏の共感を呼びそうですね。

激変する江戸末期から明治維新、そして維新後の西郷の生き様を縦軸にして、彼に纏わる、前編が篤姫・北川景子、中編が島妻・二階堂ふみ、そして後編が西郷の三番目の妻(西郷のさいごうの妻なんちゃって!)となる糸(黒木華)の横串3本締めのドラマ建てとみましたがどうでしょうか?

ドラマを盛り上げるには悪役あるいは敵役が必須ですよね。西郷にとって、安政の大獄の仕掛け人井伊直弼が前門の虎とすればさしずめ後門の狼は島津斉興(鹿賀丈史、「翔ぶが如く」では大久保利通役でしたね)の側室のお由羅(島津久光の母)でしょう。

呪詛か毒殺かわかりませんが島津斉彬自身も含め彼の血筋の子供達が次々怪死していきます。このヘビ女のように怖~いお由羅を演じるのはかつて思春期の私が憧れた瀬戸の花嫁・小柳ルミ子です。

奄美大島までが青春篇、その後は怒涛の明治維新、征韓論政争、西南の役と再び革命、政争の身を置くことになります。

原作者林真理子・ドラマ脚本中園ミホの女性視点から、この男の中の男「西郷隆盛」がどのように料理されるのか楽しみです。

# by zoompac | 2017-11-18 08:44 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

男子100㎏超級小川雄勢がシニア大会初優勝! 親子2代の”父子鷹” _講道館杯柔道2017

f0090954_06501641.jpg講道館杯柔道重量級の3階級は大学生が優勝し世代交代の波に乗った若手台頭を印象付ける結果となりました。

90kg級は4月の選抜体重別を制した向翔一郎(日本大4年)が初優勝。準決勝は長井晃志(日本体育大1年)を小外刈「一本」、決勝は釘丸太一(センコー)を背負投「技有」で破りました。試合勘の優れた選手です。ベイカー茉秋が手術で競技から離れていますが、その間彼がどこまで国際大会で実績を積み上げられるか楽しみです。ちなみに彼は今年4月の90㎏級体重別選手権の覇者でもあります。

100kg級は昨年度大会2位の飯田健太郎(国士舘大1年)が念願の初優勝を飾りました。去年は今年の世界柔道金メダリストとなったウルフ・アロンに敗れ2位でした。飯田はウルフ・アロンが不出場で優勝候補筆頭として迎える大会でしたが、プレッシャーをものともせずに初戦から落ち着いた動きで一本勝ちを連発しました。準決勝では西山大希(新日鐵住金)を、決勝では下和田翔平(京葉ガス)をいずれもGS延長戦の末に大外返「技有」で下し、2月のグランドスラム・パリ以来の個人タイトルを獲得しました。

100㎏超級は小川雄勢(明治大3年)が制しました。決勝の相手はこの日全試合「一本」で勝ち上がって来た絶好調の上川大樹(京葉ガス)でした。上川は明治大学出身で小川の先輩でもあります。 2010年の世界選手権@東京でフランスの絶対王者テディ・リネールを支え釣り込み足で翻弄して金星をあげた実績もあります。

上川の巧みな組手の前に技が出せず劣勢な小川でしたが試合後半に放ったケンケンの左大内刈で場外まで追いかけ上川を押し倒し「1本」で講道館杯初優勝を決めました。圧倒された状況を起死回生の技で一気に打開し勝利した瞬間にはTV観戦の私同様、試合を見に来ていた父・小川直也氏もびっくりしたようです。f0090954_06500271.jpg

息子・雄勢は勝利インタビューでインタビュアーが向けた「お父さんも喜ばれているでしょうね」との質問に「親父は自分(雄勢)の柔道には辛いですから(喜びはみせないのでは?)」としれっと答えていましたが、なんのなんのその後開示された親父のコメントでは息子の達成した偉業にデレデレと手放しで喜ぶ”父子鷹”ならぬ”親馬鹿”小川直也氏がいました。

雄勢の試合のほとんどに応援に行っている直也氏ですが、この雄勢の講道館杯優勝はさぞ嬉しかったことでしょう。「ハッスル、ハッスル!」

小川直也氏が明治大学に進学した1986年以来世界柔道選手権には複数回の優勝を経験しながら講道館杯に優勝したのは1995年のたった1回だけでした。いずれにせよ親子で講道館杯チャンピオンにその名を刻みました。

2011年に羽賀龍之介(2016年のリオ五輪100㎏級代表)が東海大学に進学後、全日本ジュニア、世界ジュニアを制し、講道館杯にも出場して優勝を果たしました。その時、1987年に父親の善夫が95kg級で優勝していることから父子2代での講道館杯優勝を成し遂げたことが話題になっていました。

今年、小川直也・雄勢親子が続きました。

# by zoompac | 2017-11-17 07:08 | スポーツ | Comments(0)

女子57㎏級山本杏(パーク24)が5年ぶりとなる復活の優勝!_講道館杯柔道2017

f0090954_05550081.jpg山本杏(パーク24)が2012年大会以来、5年ぶり3度目(52kg級1度を含む)となる講道館杯制覇を達成しました。

この日は準々決勝で舟久保遥香(三井住友海上)、準決勝では宇髙菜絵(コマツ)と優勝候補を連続で破って勝ち上がり、決勝では渡部優花(ALSOK)を力強い袖釣込腰「一本」で退けました(写真)。

近年なかなか成績を残せず、自ら優勝インタビューでは目に涙を浮かべながらも「山本は終わったと思っている人も多かったと思う」と語っていたのが印象的でした。

私も正直その1人でした。彼女の高校時代の活躍の印象が強かっただけにピークが過ぎた抜け殻のように出る試合、出る試合で期待を裏切られたように負け続ける姿を見ました。 萎む期待の中、山本の姿も大きな舞台から消えていきました。

高校1年生時(2010)に52㎏級で講道館杯を制し、中村美里以来の高校1年生の柔道天才少女と騒がれました。高校2年時から階級を57㎏級に上げ、3年のとき講道館杯を再び制すると、同年(2012)のグランドスラム東京でも初優勝を手にしました。 その実績から、国士舘大学へ進学した2013年の世界柔道代表に選ばれましたが5位でした。

燦然と輝いた高校生時代から比べると大学時代の4年間は低迷が続きました。

こんなはずはないと思いつつ苦しい年月が続いたことが走馬灯のように今回のインタビュー時に思い起こされたのだと思います。

涙で滞りがちな勝利インタビューでしたが、天狗になっていた高校時代の反省、今の自分の立ち位置、今後の方向性等、彼女のしっかりした考えが語られていました。頭の良い人だなと思いました。

彼女のインタビューでの言葉が長い低迷からついに抜け出した印象を深めた優勝になりました。

彼女の言葉をかいつまむと「諦めないで自分を信じてやってきたことがよかった」「次のグランプリ東京で勝って、世界への挑戦権を奪還したい」ということになっていくのだと思います。

同日の52㎏級の決勝で福岡大の立川莉奈をフェイントの効いた大外刈り(大外落し)で破り初優勝を飾った阿部詩(夙川学院高2年)のきらきらした輝きが、山本杏の高校生当時の飛ぶ鳥落す勢いと重なって見えてしまいました。

どんぐりの背比べの63㎏級は、ダークホースの土井雅子(環太平洋大4年)が、能智亜衣美(筑波大4年)と田代未来(コマツ)の優勝候補2人に勝利して初優勝を果たしました。

# by zoompac | 2017-11-16 05:54 | スポーツ | Comments(0)

5区区間賞千葉・成田高校1年の風間歩佳も成長と存在感をアピールしていました_東日本女子駅伝2017

f0090954_05590203.jpg東日本女子駅伝2017で印象的だったランナーの第3弾は風間歩佳(写真)です。第1弾の千葉・葛飾中2年の南日向、第2弾の群馬・大類中3年の不破聖衣来に続きます。

船橋旭中から成田高へ進学した風間歩佳が千葉県チームの5区を区間賞で走り抜けました。

トップを走る長野の玉城かんなを猛追し6区への中継点で秒差なし(5区中継点では8秒差)にまで追い詰めたシーンが印象に残りました。

玉城かんなも10月29日の全国大学女子駅伝で名城大のアンカーとして区間賞の走りで優勝のゴールテープを切ったばかりで好調でした。その名城大3年生に勝る走りを見せた高校1年の風間歩佳の姿が大きく見えました。

風間は2016年の全中陸上1500mでは2位(1位は呉昭和中、現・呉三津田高の樫原沙紀)でしたが、全中3000mのタイムランキングでは1位(2016年度)でした。

今年の高校駅伝・千葉県予選では、成田高校は日体大柏高に敗れ2位で予選突破は叶いませんでしたが、風間歩佳は1年生ながら成田高校の代表として1区6㎞を走り0:19.47のタイムで見事区間賞に輝いていました。

去年の同大会では4区(中学生区間)を走り、区間賞は群馬の当時2年背だった不破聖衣来に奪われましたが、区間3位で好走していました。

風間は今年1月の都道府県対抗女子駅伝の3区中学生区間でも区間賞の不破聖衣来の後塵を拝しましたが、高校生になって体が一回り大きくなり力強さを感じさせる走りに変貌していました。

1年生ながら早くも成田高校のエースの風格を感じさせています。頼もしい結果を残す駅伝娘に成長しつつあるようです。

ついでながら去年の全中3000mのタイムランキング2位以下の今年の駅伝県予選を調べてみました。

昨年の全中3000mランキング2位で京都・桂中を卒業した曽根野乃花は名門立命館宇治高に進学しました。今年の高校駅伝県予選では立命館宇治が29年連続31度目の頂点に立っています。このところ1位立命館宇治、2位京都外大西、3位桂高の順位が3年くらい続いています。曽根は県予選のメンバーには入っていませんでした。

全中3000mランキング3位の愛媛・新居浜西中の西原愛華は新居浜西高に進学しました。新居浜西高校の名前は愛媛県の高校駅伝県予選にエントリーされていませんでした。

全中3000mランキング4位だった岡山・琴浦中の山本晏佳吏 は倉敷高へ進学しました。県予選の1区を走って3位でした。チームも3位で県予選は突破できませんでした。優勝は名門の興譲館高校で19連覇の達成となりました。

ということで、暮れの都大路を走れるのは曽根野乃花が進学した立命館宇治だけという県予選の結果となりました。

去年の全中1500mの覇者樫原沙紀の所属する呉三津田高の県予選は9位でした(優勝は世羅高)。樫原は県予選の1区を3位で走っていました。


# by zoompac | 2017-11-15 06:00 | スポーツ | Comments(0)
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[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
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